体験談:父が残した遺言書には、預貯金と不動産のことのみ書かれていました

父の死後に生じた相続問題

私の父が亡くなった時には、親族間での相続問題が生じました。父は遺言書を残していたのですが、それは預貯金と不動産のみに関するものでした。父はそれ以外にも株券を多く所有していたのですが、それに関しては書かれておらず、そのために親族同士の争いが発生したのです。

株券なども相続の対象となる

株券の種類は多く、相続権のある親族はそれぞれ、欲しい銘柄を主張しました。今後価値が上がる可能性がある株券を欲しがる親族が多く、奪い合いのようになりました。

税理士に依頼することで解決することに

私は、父を失った悲しみと看病疲れとで心身にダメージを受けていた上、親族同士の争いへの参加に抵抗があったため、税理士に相談しました。税理士は、父の資産のおおよその額と、そのうち私が相続することのできる額とを計算してくれました。また、他の親族との争いに負けた場合でも、最低限相続できる遺留分がどのくらいになるかも、教えてくれたのです。その上で、親族同士の話し合いの場に出てくれたので、私は大船に乗ったつもりでいることができました。

相互に協議の上、できるだけ平等に分配しました

結局、株券に関しては、他の親族と平等に分けることはできませんでしたが、それでも遺留分よりは多く相続することができました。さらに株券が少ない代わりに、私は父の残した骨董品などをほぼ1人でもらい受けることができました。父が大事にしていた品々なので、株券以上の価値があるように私には感じられましたし、この結果に不満はありません。

遺書の書き方はとても大切

しかし、仮に私が命を失うことになった場合には、私が今回相続した父の資産において、また争いが発生するかもしれません。父は遺言書に預貯金と不動産のことしか書いていませんでしたが、それが争いを招いたので、私は株券および骨董品についても、遺言書にしっかりと書いておこうと思っています。作成の際には、今回お世話になった税理士に、また助力を求めるつもりです。